出品のギターは1965年頃に制作されたヤマハの国産ギターです。60年代は、ヤマハにとって手探りの製作時期で、日本のクラシックギター界にとっても黎明期でした。1968年を境に、ヤマハ浜松本社にスペインのギター作家、エドアルド・フェレール氏やエルナンデス・イ・アグアド氏のスペインギターの製作技術が相次いで導入されましたので、出品のギターは、その前の世代になります。また、当時のヤマハの職人が試行錯誤しながら作り上げた純日本製の技術によるヤマハ筋金入りのギターということになります。
材料トップはスプルース、サイドとバックはメープル、ネックはメープル、指板とブリッジはマホガニーのようで当時の材料を巧みに使ってやや小さめで軽くて扱いやすく制作されています。製作から半世紀が経過しており、スプルースとメープルの音響効果で優しく華麗で柔らかな音色に成長しています。
経年によるキズや打痕やスレがありましたので前のオーナーが全体を塗装修繕しており、ペグは新しく交換されています。修繕により、まずまずのコンディションになっています。また、試奏用の弦を張っていますのですぐに試奏していただけます。
ビンテージギター愛好家の皆さまには、ヤマハ黎明期に製作された、純国産、元祖クラシックギター、ヤマハ NO. G-60をどうぞよろしくお願いします。
全長:100センチ
弦長:65.5センチ
弦高:約2.4ミリ 12フレット1弦
約3.0ミリ 6弦
ナット幅:約5.1センチ
ボディ厚:約9.6センチ
プチプチを巻き段ボールで補強し梱包します。安全にお届けします。
カテゴリー:
ホビー・楽器・アート##楽器・機材##ギター